デジタルプレス活用で、新規ビジネスを探る!
~Revoria™ Press PC1120編~

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デジタルプレス活用pc1120編コラム

印刷会社の営業スタイルを「請負型」から「提案型」にシフトすることで、クライアントと企画の段階からパートナーとしての関係を構築でき、新たな商材獲得や新規ビジネス発掘などにつながります。今回は、デジタルプレス「Revoria Press™ PC1120」の活用によるクライアントへの新規印刷ビジネス提案例をご紹介します。

今回ご紹介するサンプルの一部をプレゼントいたします!
(「エシカルペーパー」「ランチョンマット」)

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環境配慮メディアでクライアントのSDGsを具体化。
「自社のPRとして説明しやすい、体感できる」

金融機関や保険会社では、ESG投資の普及を背景に環境配慮商材の採用が積極的になっています。この流れは自治体や商工会においても同様で、環境配慮型の提案に訴求効果があると考えられます。

オフセット印刷方式に比べ、製造過程で刷版などの中間材料が不要で、廃液も発生せず、不要な在庫を持たなくてよいデジタル印刷方式は「環境配慮の印刷方式」と言えます。さらに、材料にも環境配慮のものを活用することで、クライアントが顧客に対し「自社のSDGsを体感とともにわかりやすく説明できる」という価値を提供できます。

<ご提案例>

① ペーパーフォルダー「カミスケ」
特に「脱プラ」に対する対応意欲が高いクライアントに効果的な提案ツールがあります。埼玉県川越市の株式会社高速様は、フォーム印刷をメインとした印刷会社ですが、環境配慮がうたえる新商材として「カミスケ」を開発しました。「カミスケ」は、従来のPP素材フォルダーを紙素材に変えるだけでなく、表面に透かしの加工を施すことで中身が見える仕様にしています。環境配慮に敏感な金融・保険系企業に即採用され、その金融・保険系企業が業務で活用しているのを見た企業からの問い合わせも増えており、いままでに接点のない業界、会社とのつながりもできています。
紙を透かす技術を応用して、工業用部品を入れる袋や、アパレルグッズを入れる袋など、PPから紙への用途を広げています。

ペーパーフォルダー「カミスケ」

ペーパーフォルダー「カミスケ」

② エシカルペーパー
「紙」の素材に着目し、新たな価値を訴求する事例も出てきています。福井県鯖江市の有限会社笹尾印刷所様は、「全国ご当地紙計画!」を掲げています。和紙に「ご当地資源」をすき込んで抄紙することで、地産地消&地域ブランドを付加した環境用紙を開発しています。
その一例として、福井で有名な「越前蕎麦」のそば殻を用いた越前蕎麦ペーパーを開発しました。越前蕎麦ペーパーは、地元自治体の名刺や蕎麦店舗のメニュー表などに活用されています。また、鯖江と言えば眼鏡の街ですが、高級眼鏡(サングラス)のタグに越前蕎麦ペーパーが採用されています。実は眼鏡は「環境配慮の具現化が難しい商材である」と眼鏡メーカーは考えていたようですが、タグを変えるだけで「環境配慮や地産地消がアピールできる!」と喜ばれています。
 さらに、和紙に漆喰塗料を塗布した「銀雪」も展開しています。「銀雪」の漆喰には、消臭、調湿、抗菌、抗ウイルスなどの機能がありますが、こうした紙+機能で訴求効果を高める提案をしています。コロナ禍においては、抗菌+消臭+調湿機能を持ったマスクケースを制作。20万個を上回る販売量を誇ります。

「エシカルペーパー」のサンプル

「エシカルペーパー」のサンプル

缶バッチ
ペーパーファイル

抗菌機能を持つ「銀雪」を活用したサンプル
左:缶バッジ、右:ペーパーファイル

環境配慮用紙のアプローチはまだまだ余地があります。
間伐材や間伐竹、牛乳パック、サトウキビなど、バージンパルプの代替素材がどんどん展開されています。どのような素材の紙で、どんな業界を攻めようか?――こうした発想から新たな提案が生まれてきています。

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キャラクターなどのコンテンツビジネスで高まる反響

コロナ禍でのステイホームなどで加速したコンテンツビジネスの需要は、今後もその規模を拡大すると予想されています。
コンテンツビジネスでは、コンテンツオーナーから版権を借り受け、クリアホルダー、缶バッジなどのグッズを制作しますが、高い品質要求に応えつつ生産性を確保することが求められます。
デジタルプレス「Revoria Press™ PC1120」は高い安定性、色再現性に加え、隠ぺい率の高いホワイトトナーや、金・銀などの特殊色を活用することで、高付加価値商品がオンデマンド(必要なタイミングで、必要なだけ)で実現できます。

コンテンツビジネスではホワイトトナーや特殊色が重要な役割を果たす

コンテンツビジネスではホワイトトナーや特殊色が重要な役割を果たす

「Revoria™」はすでに、アニメ、アイドルなどの著名なコンテンツグッズで活用されています。普段意識せずに持っているグッズが、実は「Revoria™」で作られている――こんな事例が全国で広がりつつあります。

こうした事例は、キャラクター製品の製造を発注してくれるような取引先がない場合でも、自治体のイベントや地域振興活動などのシーンで、提案の切り口として活用いただけると考えられます。


加飾に対応可能なデジタルプレスで、新規ビジネスを研究開発!

クライアントへ付加価値の高い提案を行うには、まずクライアントのサプライチェーンのどこで「紙」が発生するかをよく見定め、ニーズを発掘することが必要です。次に、そのニーズに対して、クライアントが顧客に「紙」を通じて提供すべき価値を提案します。
ニーズにマッチした提案をするためには、特殊色トナー(ゴールド、シルバー、ホワイト、カスタムレッド、ピンク、クリア、テクスチャード)とメタリック表現による加飾の幅と、対応できるメディアの選択肢を広く持ち、自社でそれらのテストを重ねて、特性を完全に把握しておくことが重要です。ここではシーズンサンプルを中心に、特殊色トナーの活用例をご紹介します!

メタリックーレーザーカッターレター

特殊色とレーザーカッターによる繊細な表現を施したカバーで華やかさを演出したシーズングリーティングカード

二つ折りポップアップ

ポップアップ機能を持たせたプレカット用紙と、特殊色で制作したシーズングリーティングPOP-UPカード

シーズン_春_布

転写紙を活用し、特殊色で作成された布バッグ

シーズン_冬_箱

カッティングプロッターを活用し、特殊色活用でプレミアム感を演出した極小ロットのギフトボックス

シーズン_冬_ランチマット

防水・撥水効果のあるメディアへプリントしたランチョンマット

DM_メタリックトナー

特殊色を活用したダイレクトメール。受け取った顧客の目を引き、販促効果を高める

特殊色を活用したカレンダー。メタリックやピンクの特殊色トナー
特殊色を活用したカレンダー。メタリックやピンクの特殊色トナー

特殊色を活用したカレンダー。メタリックやピンクの特殊色トナーと、パール調の光沢あるエンボス紙で華やかな印象に。ぜひショールームで実物をご覧ください!

今回ご紹介するサンプルの一部をプレゼントいたします!
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最後に

私たちFFGSは、お客さまのお声に寄り添い、さまざまなご提案を続ける中で、紙商社、紙加工業者などとの深いつながりを築いてきました。お客さまの「デジタルプレスを活用して、こんなことをやりたい!」を実現するため、今回ご紹介したようなさまざまなマテリアルをご紹介したり、協力企業をつなげたりすることで、新しいビジネスの具体化を支えてまいります。お気軽にご相談をお寄せください!

今回の記事に対するお問い合わせや、ショールーム見学のお申し込みはこちらから

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