今さら聞けない
トレーサビリティの基本

記事をシェアする

セキュリティの領域で印刷業界から提案できることとは?第2弾 今さら聞けないトレーサビリティの基本

セキュリティ対策は今や、限られたジャンルにとどまりません。模造品による商品販売やブランド価値への影響だけでなく、食品や医薬品の安全性に対する担保や、工業製品の品質管理でも対策が求められています。
印刷会社から提案できるセキュリティ対策として、Vol.12(11/19発信)では偽造防止対策についてご紹介しました。その第2弾となる今回は、トレーサビリティ分野で活用できる印刷技術についてご紹介します。「知っている」という方も、基本知識のおさらいとして、ぜひご参考ください。

第1弾の記事(偽造防止)はこちら


トレーサビリティとは?

トレーサビリティとは、原材料・部品の調達、生産、消費・廃棄までを追跡可能な状態にし、それぞれの工程で、「いつ/どこで/だれが作った(消費した)」のかを明らかにすることです。トレーサビリティを製品に付与することで、製品に問題が発生した場合、原因の究明や製品の回収が容易になります。また、製造元や販売元が明確になることで、消費者が信頼性の高い製品を選択する基準にもなっています。
どんな分野で取り組まれているのかというと、自動車や電子部品といった工業製品のほか、安全性の担保として、食品や医薬品などにも普及されています。

トレーサビリティが求められている分野

トレーサビリティの分野における印刷技術の活用

トレーサビリティへの取り組みは、顧客ニーズと予算に合わせた提案が必要となるため、手段も多様化しています。また、他のシステムとの連携が前提となる場合も多く、システムを提供する企業との協働も重要です。
印刷技術が活用できるトレーサビリティについて、代表的な手段をご紹介します。

トレーサビリティの代表的な手段

今後、印刷会社が積極的に取り組んでいくために

トレーサビリティはセキュリティに関わることから、具体的なソリューションが提案できないと、クライアントからニーズを引き出すのが難しい分野でもあります。まずは、自社の持つ印刷技術を踏まえてターゲットにできそうな分野を見極め、提案できるソリューションを準備することが第一歩となります。

富士フイルムグループでは偽造防止やトレーサビリティに関して、さまざまな技術やサービスの提供を行っています。まずは自社のクライアントに対してどういった提案ができそうか、お気軽にご相談ください。

第1弾の記事(偽造防止)はこちら


富士フイルムイメージングシステムズのRFIDソリューション
https://fujifilm.jp/business/security/id_ic/promotion/solution/rfid.html

記事をシェアする

コラム一覧へ戻る