富士フイルムが取り組む新たな環境活動「グリーン電力」について

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東京では3月14日に桜の開花が観測され、昨年に続き、統計開始以来、最も早い開花となりました。以前は、桜といえば入学式のイメージでしたが、近年は卒業式の歌で桜がよく使われているように、桜の開花は徐々に早まっているようで、気象庁のデータからも地球の温暖化が進んでいることが分かります。
参照:気象庁「さくらの開花日の変化」
   気象庁「気候変動監視レポート2018」40ページ

このまま地球の温暖化が進むと、今世紀末には産業革命以前と比較して平均気温が最大で約4.8℃上昇すると予測されており(「IPCC第5次評価報告書」より)、温暖化対策の中でも一番大きな課題が、CO2など温室効果ガス排出量の削減だといわれています。


富士フイルムが取り組む新たな環境活動

富士フイルムはこれまでも、印刷業界のお客さまと一緒に取り組むCO2排出削減の活動を展開してきましたが、今回新たに、富士フイルムビジネスイノベーション(※1)製のプロダクションプリンターを対象とした環境負荷低減の活動を開始しました。
※1 2021年4月1日付で、「富士ゼロックス株式会社」から社名を「富士フイルムビジネスイノベーション株式会社」に変更しています。

今回の活動は、対象のプロダクションプリンター製品(※2)全てに、導入後2年間にわたって対象機器で使用する電力に「グリーン電力」を適用する取り組みで、お客さまは無理なく環境負荷低減の活動に参加できます。対象機で出力した印刷物には「Green Power」マークを印字して、環境負荷低減に関する取り組みをアピールできます。
※2 対象機種:2021年1月1日以降に新規導入される 「Iridesse™ Production Press」、「Versant® 3100i Press」、「Versant® 170i Press」

グリーンパワーマーク

「Green Power」マーク

グリーン電力とは

風力・太陽光・バイオマス(生物資源)などの再生可能な自然エネルギーによって発電された電力で、環境に与える負荷が小さいといった特徴があります。この環境負荷低減に関する価値を「グリーン電力証書」(※3)として証書化することで、電力そのものの価値とは切り離して取引が可能となります。企業や自治体は、このグリーン電力証書を購入し、通常使用している電気と組み合わせることで、「グリーン電力」を使用しているとみなすことができます。

※3 参考例:日本自然エネルギー株式会社

これにより、印刷会社はクライアントの環境への取り組みを間接的に支援できるようになり、例えば官公庁に対しては、グリーン購入法プレミアム基準にある「再生可能エネルギー利用の印刷物」を提供できるようになるなど、提案の幅が広がります。

菅首相が所信表明演説で「2050年までに温室効果ガスの排出実質ゼロを目指す」ことを宣言するなど、地球環境問題への関心がますます高まる中、あらゆる産業で、環境負荷低減の取り組みが加速しています。富士フイルムはこのサービスを通じて、クライアントに対して環境負荷低減に配慮した印刷物を提案する印刷会社を支援いたします。

これからも富士フイルムグループは、環境に配慮した印刷について、印刷業界の皆さまと共に考えてまいります。

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