IGAS2022
富士フイルムブース記者発表レポート

記事をシェアする

IGAS記者発表-コラムMV

富士フイルム株式会社は、11月24日(木)から28日(月)に、東京ビッグサイトで開催される国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展「IGAS2022」への出展に伴い、出展概要の発表を10月7日に東京ミッドタウン本社にて実施しました。
今回の「IGAS2022」は、昨年7月の富士フイルムと富士フイルムビジネスイノベーション(以下、富士フイルムBI)の印刷関連事業統合後、初のIGASとなります。富士フイルム、富士フイルムBI、FFGSの各社からのメッセージとともに展示概要を説明しましたので、その様子をお届けします。

IGAS2022_3社握手

記者発表の様子。
左から、富士フイルム グラフィックコミュニケーション事業部長 下坂 裕昭、
富士フイルムBI グラフィックコミュニケーション事業本部長 木田 裕士、
FFGS 代表取締役社長 山田 周一郎


富士フイルムブースの注目製品は?

まず、皆さまに会場でご覧いただきたい製品は、新たにお披露目する世界初・乾式トナー技術を採用したB2サイズ枚葉デジタルプレス「Revoria Press™ B2(仮称)」の技術展示と、10月11日にリリースした新完全無処理CTPプレート「SUPERIA ZX」です。

10月7日の記者発表と共に公開された「IGAS2022 富士フイルムブース特設サイト」では、展示の概要を詳しくお届けしてまいります。

igas2022_kv

今回、技術展示を行う「Revoria Press™ B2(仮称)」の特設サイトでは、コンセプトムービーをご覧いただけます。

Revoria Press™ B2(仮称)

10月11日に正式にリリースした「SUPERIA ZX」については、先行導入されたお客さまの声を、こちらのコラムでお届けします。

SUPERIA ZX

また、富士フイルムブースのメインプレゼンテーションとしては、「最適な生産環境」を実現する「FUJIFILM Smart Factory」について、2部構成でお伝えします。
第1部では、富士フイルムがご提案する最適生産の考え方やスマートファクトリーのコンセプト、その要となる統合型ワークフローシステムの概要についてご説明します。
第2部では、富士フイルムブースとリョービMHIグラフィックテクノロジー社ブース、ホリゾン社ブースをつなぎ、「FUJIFILM Smart Factory」の具体例を再現。オフセット印刷/デジタル印刷、さまざまなメーカーのデバイスが共存し、全工程が見える化・一元管理された、オープンでフレキシブルな生産工程の一例として、ライブデモを交えてご覧いただきます。

続けて、記者発表の様子をお届けします。

富士フイルムグループ3社の総合力でお客さまをお迎えする、
初のリアル展示会

まず、富士フイルム グラフィックコミュニケーション事業部長 下坂 裕昭があいさつに立ち、富士フイルムブースの出展位置づけについて、次のように語りました。

IGAS2022_下坂さん
富士フイルム 下坂事業部長

昨年の富士フイルムと富士フイルムBIとの印刷関連事業の統合により、オフセットとデジタル印刷をまたぐ幅広い製品ポートフォリオがそろい、ワンストップでソリューションをご提供できる新体制が整いました。今回のIGASでは、富士フイルム、富士フイルムBIとFFGSの3社の総合力でお客さまをお迎えします。印刷工程を考える上で最適なパートナー会社さまのシステムも組み合わせ、オフセットもデジタルも境目なく統合する、実践的なワークフロー構成をご覧いただきます。
IGASの富士フイルムブースのキーメッセージは「つながる」「流れる」「広がる」を掲げています。具体的には、システムや工程、人や会社がシームレスにつながり、ジョブやデータがスムーズに流れ、印刷ビジネスが大きく広がっていく、ということ。では、最小限の工数と時間で最大限の生産性を得るには、どんな自動化・最適化(スマートファクトリー化)が必要なのか。そのヒントや事例を「FUJIFILM Smart Factory」として提示し、お客さまと共に考える場を、当社のブースでご提供したいと思います。


ワークフローの抜本的な変革で飛躍的な生産工場をもたらす
「FUJIFILM Smart Factory」とは。
最新鋭のデジタルプレスの技術展示にも注目

次に、富士フイルムBI グラフィックコミュニケーション事業本部長 木田 裕士は、富士フイルムブースの目玉である「FUJIFILM Smart Factory」につき、以下の点でご期待いただきたいと語りました。

IGAS2022_木田さん
富士フイルムBI 木田事業本部長

業界のさらなる発展に貢献すべく、今回のIGASでは「FUJIFILM Smart Factory」を提案してまいります。
最大のポイントの一つが、ワークフローの抜本的な変革です。具体的には、「Revoria™ One Production Cockpit」を核に、オフセットやデジタル印刷機、後加工機の最適な配置はもちろん、搬送や仕分けなど、これまで曖昧になっていた「工程間の継ぎ目」までも含めて、全てを一元管理できる「真の統合ワークフローの構築」です。より実践的な自動化・省人化を実現するワークフロー変革によって、個々のお客さまに飛躍的な生産性向上をもたらす理想の生産環境を提供いたします。
また、統合ワークフローを構成するデバイスの一つとして特にご注目いただきたいのが、最新鋭のデジタルプレスです。現在、当社で開発を進めている、用紙汎用性に優れたB2サイズの乾式トナー機「Revoria™ Press B2(仮称)」をいち早く展示いたします。
今まで個別に動いていたワークフローが、より簡単に有機的につながり、多様なジョブがスムーズに流れ、新たな価値へと広がっていく波状的なソリューションの変革力を、IGAS会場でじっくりとご確認ください。


【富士フイルムブース全体の出展概要】
オフセットライン/デジタルラインをオープンにつなげる
実践的な生産工場を体感。
新完全無処理CTPプレート「SUPERIA ZX」や、
「印刷の魅力」を見つめ直す企画展示も。

続けて、FFGS 代表取締役社長 山田 周一郎より、富士フイルムブース全体の出展概要の説明がありました。

IGAS2022_山田社長
FFGS 山田社長

「IGAS2022」の富士フイルムブースでは、オフセットライン/デジタルラインを問わず、さまざまなメーカーのシステムをオープンにつないだ実機デモを交え、新たな印刷の価値を生み出す効率的で実践的な近未来の生産現場を、皆さまに体感していただきます。
最適な生産環境を実現する具体的な提案として、印刷の全工程にわたる自動化・効率化・可視化を実現する「Revoria™ One Production Cockpit」や、視認性の大幅な向上に加えて使いやすさをさらに高めた新完全無処理CTPプレート「SUPERIA ZX」などを出展します。FFGSが進めている「最適生産ソリューション」と合わせて、オフセット印刷とデジタルプレス双方の長所を生かした、より効率的で柔軟な生産環境の構築をご提案します。
また、ブース内では、お客さまのビジネスのヒントをご提供するべく、自社の強みを生かして成長されている印刷会社さまの取り組みや、印刷ビジネスの魅力について、多数の事例を通じてお伝えするコーナーも企画しています。
このIGASで富士フイルムは、お客さまに生産現場の将来像を体感していただくとともに、「印刷の魅力」を見つめ直し、将来の成長戦略について一緒にディスカッションできる場をご提供したいと考えていますので、ぜひご期待ください。


質疑応答

記者発表の最後に、質疑応答が行われました。

【記者からの質問】
今回の記者発表は、富士フイルムグループ総力を挙げた発表と見受けられました。今後も、グループの総合力を生かした情報発信が通常のやり方となるのでしょうか?

【富士フイルム 下坂 裕昭からの回答】
はい。今回お見せする3社の総合力は、今後もさらに強化していきます。「オフセットで培った事業基盤」と「デジタルに関する全体提案力」、これらをより一体化していき、印刷業界の皆さまに貢献していくことを推進してまいります。


最後に

「IGAS2022」の富士フイルムブースの出展内容については、今後も「特設サイト」と連携してFG Platzで詳細をお伝えしてまいります。引き続き、ご注目ください!


■関連ページ
・IGAS2022 富士フイルムブース特設サイトはこちら

記事をシェアする

イベントレポート一覧へ戻る