印刷発注時に水なし印刷を採用された企業様の声をご紹介!

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水なし印刷_採用事例MV

企業にとって、環境保護活動に取り組むことは当然であり社会的な責任となっています。「印刷」において環境保護活動への取り組みを考えるとき、刷版工程の取り組みとして水なし印刷を選択すると、実印刷物に対する「バタフライマーク」の付与で、消費者へ企業の取り組みをアピールすることができます。
今回は、一般社団法人 日本WPAさまのご協力のもと、水なし印刷を採用された企業様の声を抜粋にてご紹介いたします。

■豊島区役所 環境政策課
豊島区役所 環境政策課の環境対応に関する様々な取り組み

●「グリーンとしま」再生プロジェクト
都市の中に森を再生する取り組みとして2009年に始動し、様々な緑化活動を行っている。中でも「いのちの森」植樹では、「3本植えれば森になる」を合言葉に、区の限られたスペースを有効活用しながら、土地本来の樹種を植樹することで、自然の力を回復させた森のことであり、10年で10万本の植樹の目標を達成している。
●南池袋公園リニューアルオープン
2016年には、南池袋公園がリニューアルオープンした。豊島区発祥のソメイヨシノやケヤキなどの高木を適正に植栽しており、一年中みどりの芝生が広がるみどり豊かな公園として、区民や来訪者にとっての憩いの場となっている。
●「エコのわ」の定期発行
「エコのわ」は区民や区内の団体に取材を実施して、区の環境に関する情報を集約した環境情報誌である。「日常生活から地球環境を見直す」という視点に立ち、環境に配慮した暮らしや、それを実現する方法などをわかりやすく伝えることにより、区民の生活スタイルの転換を図ることを目指している。年2回の発行で年間31,000部を配布している。

水なし印刷の採用について
豊島区は、「環境負荷の低減と都市の活力が両立する高密都市」を目指すべき都市像と定め、人と環境にやさしいまちづくりを推進している。このような環境負荷低減の取り組みを行う中で、環境優位性を持つ水なし印刷も10年以上前から採用しており、今後も水なし印刷を継続していく。
豊島区役所 環境政策課が発行する印刷物には環境情報紙「エコのわ」をはじめとして、「環境基本計画」およびこの「環境基本計画」の進捗状況の点検・評価結果を纏めた「環境年次報告書」などがある。「環境基本計画」や、「環境年次報告書」では、カーボン・オフセットも採用している。そのほか、環境教育の一つとして行っている学校のプールに卵を産んだトンボの幼虫のヤゴを救出する「ヤゴの救出作戦」のパンフレット、生物多様性を考える「としま生きものガイドブック」などの印刷物でも水なし印刷を採用している。

冊子4冊の画像

(左)環境基本計画 (左中央)環境基本計画 小学生版
(右中央)ヤゴ救出大作戦(右)としま生きものガイドブック

裏表紙の各マークを掲載した画像

裏表紙の各種マーク


■株式会社学研プラス

株式会社学研プラスにて発刊されている絵本『どんぐりむらシリーズ』でバタフライマークを採用
どんぐりむらシリーズは、株式会社 学研プラスから刊行されている3~7歳向けの絵本です。
作者は20年以上に渡り、子どもたちが大好きな絵本をたくさん作り続けてきた、なかやみわさん。
どんぐりむらシリーズは、2010年の発刊以来、これまで8冊が刊行され、子どもたちやその家族に愛されシリーズ累計160万部を突破している大人気の絵本です。登場人物は、可愛らしく個性豊かなどんぐりたち。1ページ1ページどんぐりたちの表情や背景のイラストが細かく描かれており、くり返し楽しめます。

水なし印刷の採用について
作者のなかやみわさん は、どんぐりむらシリーズの第一弾「どんぐりむらのぼうしやさん」が発売された際の絵本ナビのインタビューで、以下のように語られています。
「『水なし印刷』という廃液が出ない印刷技術で、大豆インクを使用、紙も製本方法ものりもエコロジーを意識したものになっています。絵本の角は丸みをもたせて、子どもが扱っても危なくないように。子どもにやさしく環境にやさしい本になるように、出版社といっしょに心をくだいてつくりました。」

どんぐりむらのぼうしやさん_表紙画像絵本「どんぐりむらのぼうしやさん」表紙
どんぐりむらのぼうしやさん_裏表紙画像絵本「どんぐりむらのぼうしやさん」裏表紙

■東武鉄道株式会社

環境に配慮した経営を進め、地域社会とともに持続的に発展することで企業の社会的責任を果たす。
東武鉄道株式会社は、1日の乗降客数252万人(2017年度)、総営業距離は463.3km、東京・千葉・埼玉・栃木・群馬の1都4県にわたる鉄道路線網を有する鉄道会社です。鉄道事業以外でも、分譲・賃貸やレジャーなど様々な事業を展開しており、事業を通じて安定的に利益を出しながら、環境に配慮した経営を進め、お客様の生活を担う企業グループとして地域社会とともに持続的に発展することにより、企業の社会的責任を果たしています。

水なし印刷の採用について
「社内報・グループ報(年12回)」「会社要覧(年1回) 」「こども版 社会環境報告書(年1回)」の3点で水なし印刷を採用しています。
採用前から「水なし印刷」というキーワードは、Webサイト上で「印刷物の環境配慮」に関する検索で認識はしていたが、「エコ印刷研究会」のセミナーに参加し、「水なし印刷」の環境優位性を知り、採用にいたっています。
その後、社内でも「水なし印刷」の周知を行い、取引先の制作会社や印刷会社で対応可能なものには、引き続き水なし印刷を採用するよう印刷物においても環境保護活動に取り組んでいます。

(左)グループ報 (中)会社要覧 (右)こども版 社会環境報告書

(左)グループ報(中)会社要覧(右)こども版 社会環境報告書

今回ご紹介した事例記事につき、全文は一般社団法人 日本WPAのサイト(https://www.waterless.jp/personal/personal_merit/)からご確認いただけます。


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