無処理化した印刷会社に聞きました!
すっきりわかる!無処理化への道のりと実際の運用

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三和印刷インタビュー_メインヴィジュアル

今回ご紹介する会社は『株式会社三和(香川県観音寺市)』様。
昭和25年の創業以来、観音寺市に根差し、企画からデザイン、印刷までを一手に手掛ける総合印刷会社。近年ではWebと印刷のマッチングに力を入れるなど新しい分野にも積極的に挑戦を続けています。

代表取締役 篠原 光利 様

Q.無処理版を採用されようと思った理由は?
フィルムセッターから入って、現像機付きのCTPになったのですが、それが古くなってきて更新の時期になったことがきっかけです。

Q.無処理を採用しようとした際の不安は?
現物を使ったわけではなかったので、周囲からのお話しだけで判断したのですが、版面情報が見えない、耐刷が弱い、置き版ができないといったことを聞いていたので、そのへんが気になっていました。
まぁ、使ってみればなんとかなるだろうと考えて使ってみました。

製版部 制作室 オペレーター 安藤 由華 様

Q.今まで何人で自動現像機の清掃をしていましたか?
男の人が2人で清掃していました。

Q.自動現像機がなくなってどうなりましたか?
掃除の手間がなくなって、すごくラクになりました。

印刷機長 石井 和孝 様

Q. 無処理化して品質安定性はいかがですか?
同じデータで仕事が来ても、焼き直しても色の振れがなく、比較的、色調整は早くできると思います。

Q.無処理化して耐刷性はいかがですか?
当社の仕事は、最大で7万枚程度なのですが、7万枚印刷しても問題ありません。

代表取締役 篠原 光利 様

Q.無処理版を使うにあたってどんなことを試されましたか?
いろんな機械があるので、どの機械でもできるのか気になっていた。いろいろテスト版を持ってきていただいて試しました。
名刺を印刷するような小さい機械は無理だろうと思っていたけれども、それを問題なくクリアできたので、これは心配ないとなり、決め手になりました。

Q.無処理化されてみていかがでしょうか?
一番は、現像液を変えるのに男性2人で2~3時間かかっていたのがなくなったので、他の作業に充てることができています。それと、版面情報が目に見えないということがあったので、ミスやロスが増えないかという懸念があったのですが、心配することはなかったです。
逆に一番良かったのは、網点の安定性が増して、何度刷っても同じ色が出しやすくなったこと。液のヘタリで変わってくるということがなくなったので、今まで色を安定させるため、月に何度かカラーチャートを刷っていましたが、それも必要なくなりました。

Q.社員の方の不安、抵抗はありましたか?
やっぱり見えないということが不安としてありました。それは、きちんとしたデータを作れば済むことだし、無処理化を機にオペレーター同士で話して、マニュアルを作ったり、工夫をするようになりました。逆に、今までであれば、後で確認すればと思っているところもあったが、きちっとしたものを作らなければという意識が芽生えて、ミスが減りました。

FFGSからお客様へ

実際に無処理化された三和様では以下のようなメリットを感じていただいています。
・処理機の清掃からの解放
・網点品質・印刷安定性の向上
・不安だった視認性・耐刷性・小型印刷機での印刷は解決

無処理化することで、現像機のメンテナンスからの解放、印刷品質のさらなる向上を実現されるお客様が増えています。
FFGSはお客様の無処理化を支援しております。

■お客様設備情報
RMGT製RYOBI750油性4色機、ハイデルベルグ製MOV油性4色機、小森製SPRINTⅡ2色機(表裏1/1)、ハイデルベルグGTO油性単色、RYOBI 3200CCD油性単色
※記事内にあります名刺印刷用の卓上小型印刷機は、現在は使用されておりません。

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