大場印刷株式会社様
CTP室の無人化達成、RIPフロー中心に業務組み立てる

記事をシェアする

大場印刷株式会社様のMV

ワークフローシステムFUJIFILM WORKFLOW XMF導入事例

土屋取締役の写真
土屋取締役

■導入の経緯| CTP室の無人化実現を目指して

大場印刷株式会社は、昭和25年創業の歴史ある企業だ。経営理念「五感に響くコミュニケーション」を追求し、時代のニーズを先取りした技術革新に取り組んできている。同社は2年前、富士フイルムの「XMF」を更新して、CTP出力オペレーションの効率化、使用インキの削減対策などへの挑戦を続けている。同社が「XMF」とCTP出力機の導入を決めた理由の一つは、CTP出力機の圧倒的な生産能力の高さだが、同社ではこれに加えて「XMF」をうまく活用することで、CTP出力専任者を配置しなくても仕事が流れるようにしているという。もう一つの理由に「Remote」の存在があった。「競合製品がある中で、最終的にXMFに決めたのは、Remoteの存在が大きい。Remoteをデモで見たとき、操作が簡単で、利用者目線の機能が搭載されているため、いろいろな使い方ができると直感的に感じた。」と同社業務統括の土屋和浩取締役は語る。


■導入の効果| CTP室の無人化達成、インキ削減機能も活用

XMFを導入した時、これは誰でもCTP出力の操作ができるシステムだという声が現場から上がってきたという。そこで同社ではCTP出力をデザイナーや校正、工務担当が行うよう進めたところ、製本加工に不慣れな人でも簡単に操作できた。また、これまではCTP室に居なければ出力状況が判らなかったが、今ではネットワークを通して制作ルーム内でチェックでき、履歴、トラブル状況も判るようになった。結果的にCTP室の無人化が達成できたという。また、XMFに標準搭載されている機能の一つである「インキ削減機能」は導入時にはどこまで使えるか半信半疑だったが、今ではなくてはならない重要な機能だ。この機能を活用して同社は印刷インキの削減に取り組んでいる。同社はオフセット輪転印刷機と枚葉オフセット印刷機の両方を保有しているが、輪転印刷機に関してはほぼ全ての印刷物でインキ削減を行っている。枚葉印刷機に関しては、その印刷物のバリエーションの多さがネックになっている ため、印刷オペレーターがインキ削減機能を選び、空いている機械の版サイズを選択して面付けを変更し、版出力を行う予定だ。

大場印刷株式会社様の作業風景の画像
社員の意識に変化が

(日本印刷新聞社様2016年2月取材)

※掲載内容は、取材当時のものであり、一部変更が生じている場合がございます。ご了承ください。


■お客様プロフィール
大場印刷株式会社
創業: 1950年
住所: 山形県山形市立谷川二丁目485-2
URL: www.obainsatsu.co.jp

■関連リンク
「ワークフローシステム FUJIFILM WORKFLOW XMF」の詳細はこちら

記事をシェアする

お客様の事例一覧へ戻る