株式会社 北四国グラビア印刷様
短納期・小ロット、バリアブルパッケージ印刷が
可能に。インクジェットによる軟包装印刷のメリットを活かし提案力を強化していく。

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北四国グラビア印刷の社屋画像

『Jet Press 540WV』導入事例

奥田常務
奥田常務

■導入の経緯:小ロット・多品種対応、工場運営の効率化、環境対応に貢献できる

創業1970年、食品や衛生用品などの各種製品パッケージの企画・デザインから製版・印刷・ラミネート・製袋までを一貫して手掛ける。パッケージの製造のみではなく企画のノウハウを持つことや、全国でも数少ない多色広幅グラビア印刷機をはじめとする充実した生産設備などを大きな強みとしている。

軟包装印刷では4000m以下の仕事は小ロットとされている。同社では4,000m以下の仕事が全体の50%を占めており、印刷機の稼働率が低下。この小ロットのニーズにいかに効率よく対応していくかが大きな課題であった。「現場では、短いジョブを多くこなさなければならないため、1日の半分を準備作業に費やしている状態。その上つねに厳しい品質要求にも応えなければなりません。せめて2,000m前後の仕事をデジタル印刷へ切り替えられれば、オペレーターの負荷軽減、VOCの排出がないため環境負荷低減に貢献できると考えました。そんな中『Jet Press 540WV』は色再現がグラビア印刷に近く、エンドレス印刷にも対応できるなど、他社のデジタルプレスにはない特長があり戦略的に活用出来るのではないかと、可能性を感じました。」(奥田常務)
また同社は食品パッケージをメインに手掛けており、安全性の高さも重要なポイントだった。「パッケージは食品に直接触れるものであり、〝パッケージも食品の一部″という考えから、当社は2015年にISO22000(食品安全マネージメントシステム)を取得しています。『Jet Press 540WV』の導入にあたっては、システムやインクが食品に対して安全であるか、人に影響を与えないかということを検証する必要がありました。」(奥田常務)

UVインクについてFFGSより事前に「食品包装に使用できる」ことを説明しているが、「外部の方からUVインクの安全性についてお問い合わせを頂くことが多く、UVインクの安全性を広める為に、FFGSさんへ軟包装衛生協議会への加入、印刷インキ工業会のNL規制の認証取得などにより、安全性を証明頂きました。」それに加え、「小ロット・多品種対応、社員の身体的負担軽減、環境対応の3点を満たしていることが分かり『Jet Press 540WV』の導入を決断しました。」(奥田常務)


■導入の効果:デジタル・グラビアを使い分け、新たな提案が可能に

「グラビアでは困難だった、小ロット、バリアブル印刷にも対応できることは、大きな武器になりますね。ある食品パッケージでは、まず『Jet Press 540WV』で少量を印刷し納品してから、グラビアでまとまった量をつくり、数量調整のために再び『Jet Press 540WV』で印刷というケースもあります。お客様にデジタル印刷の活用メリットを実感して頂けました。」(奥田常務)
「展示会で『Jet Press 540WV』の印刷サンプルを紹介したところ、小ロット対応可能という点に興味を示されるお客様が多く、1,000mあるいは500mは可能かという問い合わせをいただきました。実際に現在『Jet Press 540WV』で印刷している仕事は1,000m前後のものが中心です。また新商品プレゼン用の試作品など、少量・多品種の要望にも対応できるようになりました。」(岡崎氏)UVインクジェットは再現性に優れ、試作の段階でクライアントにOKをもらった色を本刷りでも責任を持って再現できる。立ち合いレス化も含め、「生産プロセス全体の改善が可能になります」と評価している。
デジタル印刷の最大の強みは、小ロット・バリアブル印刷といわれているが、それだけではなく、デジタルだからできることを探して、新たな強みとして取り組みを行っている。その一つが表刷りの推進である。「裏刷りは印刷面が内側に来ることから、構成上、ラミネートが欠かせません。小ロットの場合減反の入れ替えが頻繁になる為装置の稼働率が下がり、それがボトルネックとなってしまいます。デジタルの場合あらかじめラミネートされた原反を使用すれば印刷後即納品できることが一番の大きな特徴です。この方式を適用すると在庫を抱えずに、必要な時に必要な分だけ出荷でき、とても合理的です。」(後藤所長)

多品種デザインのスタンドパウチの例の画像

多品種デザインのスタンドパウチの例

食品包装の画像

レンジアップで加熱される食品包装にも対応


■今後の展望:デジタル印刷を活かし、市場を広げていく

「デジタル印刷とグラビア印刷を臨機応変に使い分け対応してきます。納期に合わせ、初回製造に必要な最低数量を『Jet Press 540WV』使用、次のロットからはグラビアで印刷するという方法を採っています。色のマッチングに関してもカラーマネージメントが確立できているので、デジタルからグラビアへの移行の際も問題なく対応できます。」(奥田常務)最終候補を絞り込んで量産に移るという戦略が可能になったおかげで、「意思決定を早めることもでき、生産効率の向上にも繋がる」ことにも期待を膨らませている。
「『Jet Press 540WV』導入によって、当社にとって最も大きなメリットは、市場が大きく広がったことだと感じています。いままで軟包装を取り扱っていなかったお客さまなどからもお声がけいただけるようになり、表示類の変更や、少しのデザイン変更なども迅速に対応できることから、既存のお客さまにも利便性を感じていただいています。今後も新しい需要の創出につながる提案を行えば、さらに市場が広がっていくと確信しています。」(奥田常務)

季節限定品など少ロット品の画像

季節限定品など少ロット品も効率的に印刷できる


■お客様プロフィール
株式会社 北四国グラビア印刷
住所: 香川県観音寺市粟井町755番地
URL: //www.kitashikoku-g.co.jp

■関連リンク
UVインクジェットデジタルプレス「Jet Press 540WV」の詳細はこちら

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