株式会社公栄社様
業務の流れを「見える化」し、中間材料を必要最低限に

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ワークフローシステム FUJIFILM WORKFLOW XMF 導入事例

庄司ゼネラルマネージャーの写真
庄司ゼネラルマネージャー

■導入の経緯|業務効率化を実現する安心できるシステムを求めて

株式会社公栄社は、昭和45年創業のデザインから印刷まで手がける企業で、主に出版社、財団法人、各種美術館など高いクオリティーを要求される顧客を相手に事業を進めている。同社はかつてデジタルに移行しつつある時代に、いち早く汎用マシン(Macなど)を使ったデジタル化対応を行うなど、常に最新の設備を導入してきた歴史がある。ところが、デジタル化を進めても従来の分業化が横たわりアナログ的な要素が介在していた。デジタルをデジタルで完了させ業務の効率化を推し進めるための仕組みに選んだのが富士フイルムの「XMF」であった。メディアコーディネーターである庄司志津雄ゼネラルマネジャーは「システム検討時にはネイティブなPDFワークフローは必ずしも一般的ではなかったが、ネイティブなPDFワークフローの時代は必ず来ると感じていた。ただし、今選択するなら安心できるメーカーの、安心できるシステムでなくてはと思い、両方を兼ね備えたXMFに注目した。加えてXMFにはXMF Remoteがあった」とワークフロー選定の決め手を語る。


■導入の効果|業務の流れを見える化し、残業時間を3分の1に削減

仕事量は多い。ほぼ毎月2万5000ページもの量を作成しているという。以前はアナログ時代と同様の作業ステップを踏んでいたため、待ち時間が多い反面、作業時間帯が集中することも多く、結果的に残業が増えていた。制作途中の段階から「XMF」を活用することで、業務の流れを見える化し、業務進行上のムダや分散できる業務を見直すなど、作業ステップを根本から見直すことに成功した。今ではデジタル化を推進し、最終的に印刷物としてどう出力するかを、印刷工程をトータルに扱い、分業化の部分をまとめてディレクションするようになった

そういった取り組みが功を奏し、残業は最も多い時より3分の1に減り、さらにXMF Remoteを活用して顧客からのデータ入稿を24時間自動で受け付ける環境を作り上げた。社員全員がXMFを活用した業務改善を実感している。スピーディーな仕事、これがどれだけ重要かを良く知っているのが同社である。「われわれが仕事を早く進めることで、顧客も仕事を早く進められることに繋がる。これは大きなサービス。さらに顧客ごとの課題をヒアリングし、ソリューション提案を行うことが顧客の満足であり、リピーターに繋がっていく。それがなければ、残るのは安値合戦しかない。XMF Remoteは顧客から課題を引き出すための道具としても活用させてもらっている」と庄司ゼネラルマネジャーは話す。

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「見える化」を追求している

■今後の展墓|XMF Remoteを活用し顧客満足度のさらなる向上を目指す

「最終的に目指す姿は、校正紙などの中間材料をなくすこと」が同社の思い。中間材料を必要最低限に抑えることで、別の意味でのサービス向上に繋がると考えている。そのためにも、インターネットを利用したXMF Remoteの提案は、顧客から真の課題を引き出しやすい。XMF Remoteを活用することで、社内はもちろん、顧客からも進捗が「見える化」できる。これからの方向性に関して同社では、顧客ごとにきめ細かなニーズに対応することに尽きると考えている。「顧客ごとに課題やニーズはさまざまであり、満足を顧客に感じてもらうために提案する。それも一歩、半歩でも他より先に出るためにどう説得するか、それにはどれだけ多くの引き出しを持つかがポイントになっているが、XMF Remoteというプラットフォームは間違いなく一つの大きな引き出しになっている」と庄司ゼネラルマネジャー。ワンソース・マルチユースという言葉があるように、データやシステムに対して、人間が対応するためにはどうすれば良いのか、つまりは時間をいかに節約し、少数精鋭でどれだけの仕事をしていくかが大切であり、そういった努力をクライアントは見てくれるというのが同社の思いである。

(日本印刷新聞社様2016年2月取材)

※掲載内容は、取材当時のものであり、一部変更が生じている場合がございます。ご了承ください。


■お客様プロフィール
株式会社公栄社
創業 : 1970年3月
住所: 東京都千代田区飯田橋4-9-9
URL: www.koeisha-pro.co.jp

■関連リンク
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